先生、ありがとう(くれたけ#249)
くれたけ心理相談室 本部からのお題。
2025年4月のお題-2は、「誰かに 『ありがとう』を伝えて下さい。」です。
私は、高校時代の先生方にありがとうを伝えたいと思います。
私は高校3年生のとき、よく教室で居残り勉強をしていました。
目標とする進学先を決め、受験を意識しだしたのですが、
家だと勉強する気になかなかなれないため、
教室を自主勉強の場所として利用させてもらっていました。
朝早く登校し、授業が始まる前に自主勉強。
放課後、そのまま教室に残って自主勉強。
静かで勉強以外の雑念が起きにくく、集中できるので
私はその時間を気に入っていました。
受験間近になると、一人、また一人と、教室で自主勉強をする同級生が増えていき、
気が付くと十数人の集団になっていました。
そして更には、先生方が補講をしてくださるまでになりました。
それは、居残り勉強に励む姿をご覧になった先生のご厚意からのものでした。
今、私はあの頃の先生方と同じくらいの年齢になりました。
気力や体力は若い頃と同じようにというわけにはいかなくなった
という思いを否めません。
組織の中で働き、フルタイムで教壇に立たれ、ご家庭もある中で、
さらに私たちの補講まで行ってくださったことが簡単なことではなかったと、
今ならよくわかります。
当時の私は、それがわかっていませんでした。
「なんだかすごいことになった。でもありがたいかも。うれしいな。」
くらいの感覚でした。
もちろん当時も「ありがとうございます」と、感謝をお伝えはしていました。
でも、今、あの時の先生の行為がどれだけ生徒を思う慈愛に満ちたものであったのか、
どれだけの情熱で関係各所を調整してくださり成り立ったものだったのか、
どんなに貴重な時間を割いて私たちのために準備や講義をしてくださっていたのか、
それがわかる今、当時の感謝では到底足りていないと、そう感じるのです。
だから敬意を込めて、改めて感謝の気持ちをお伝えします。
「先生、その節は本当にありがとうございました。」
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